「ありがとぉ!」
「いえいえ」
「あっ私も欲しい~」
「もう7本しかないからやだ」
「いいじゃんケチ」
「麻彩私ある「あげようか?」
「えっ?」

皆が呆然としてるなか植田はカバンから
ロリポップの入った袋を取り出す

「ほい」
「あ…ありがとうっ私これ大好きなの!」
「好きなだけ食べなよ」
「うんっ」

おやおや何かいい雰囲気じゃないの?

私はこっそり話しかけた
「ねぇ?」
「むん?」

ロリポップを舐めながら話す
大智が妙に可愛かった

「あのね植田麻彩のこと」

言い切る前に大智はコクコクとうなづいた

「和輝のやつ麻彩さんのこと好きみたい」
「ええええっんっ」
「馬鹿っ叫ぶなよっ」
「ごめん…」



そう謝ってる私だったけど
内心大智の手の体温が顔に直接伝わってきて
どきどきしてて倒れそうだった