こいつとの距離はいま30cmぐらい


「ーっ!?近いっ!くんな〜!」

ばこっ
とっさに近くにあった枕でこいつをなぐった

「ぃってぇ〜」
「はぁ…はぁ…」

ほんとこいつ何者なの?
とりあえず睨んでみる


「まぁそう睨むなよもう何もしないって」

信用できない…

「まぁいいや
 ところであんた名前は?」

「……名前を聞くときはさきに自分の名前を名乗って…」
「フッ…」

今こいつ笑った?わらったよね?

「俺の名前は石月大智…」
「石月って…」

石月 大地だった
麻彩の言葉がよみがえる

「あああああああああああ!」
「うるせぇ…」

つい叫んでしまった…

「ごっごめん…」
「であんたは?」
「あんたはって何が?」
「名前だよ名前…」
「…か…河井…芽衣」