スーパーニート★パラダイス


また搾り出す様な声。

僅かではあるが涙を呑んで語っている事が多喜也にはわかる。


「でも…私は小説が書きたかった!深夜に課題が終わって、そこから書き始めて睡眠時間が3時間の日が続いても……。それでも…。私は小説家になりたかったッ!

だから両親と約束したんです。私が専門学校に行っている間にもしも賞を獲る事が出来たら……小説家の道を歩む事を認めてほしいって」


「……それで、親御さんの返事は?」