赤レンガが敷かれた駅前の道とは違い、駅から徒歩25分の町外れはごく普通のコンクリートが敷き詰められている。 街の中心部の賑やかな印象はもう微塵も感じられない。 夕方だからか、道路を走る車は見るものの、歩く人の姿がぱったりと途絶えた。 逢魔が時。 そんな言葉を連想させる光景。