咲花は大きな鞄を肩に掛けて歩いていて、それがとても重そうに見えたので多喜也は持とうか?と問いかけるが大丈夫ですと返答が返ってくる。 そして考える。 仮にその鞄を持ってあげたとして、俺はその鞄をどこに運ぼうとしているのか。 二人道を歩いて、どこに向かおうとしているのか。 と。