タイトルに並んで記されているその名前が多喜也の頭のどこかに引っかかる。 「この“倉秋 あづさ”ってさ……」 問われてすぐに返答が帰ってきた。 「あ、それ、私のペンネームなんですよ。友達から取った名前なんですけど……これで賞とかにも応募しています」 「ああーーーッ!!」 突然、児童公園に驚きの声が上がった。