「とりあえず、財布の件はなんとかなりそうだな」 多喜也がうーん、と伸びをする。 「ですね~。えっと……、次はどこに行くんでしたっけ?」 「それじゃ、衣装デザインの資料を探す為にネットカフェに行きましょ」 多喜也と華奈から10秒遅れて交番を出た咲花が言った。