それだけ言うと、巡査は交番の奥に引っ込んで警察無線の相手をしてしまう。
突然遺失物手続きの用紙を渡されて華奈は戸惑ってしまい、思わず後ろの多喜也を見た。
「連絡の付く電話番号か……華奈ちゃん、ケータイ持ってないよね?」
「えっ!?どうして、わたし携帯電話持ってないってわかったんですか?」
「ハハハ、なんとなく。…住所は華奈ちゃんの実家で、連絡の付く電話番号は俺のケータイでいいよ。教えるから書いて」
「はいっ」
突然遺失物手続きの用紙を渡されて華奈は戸惑ってしまい、思わず後ろの多喜也を見た。
「連絡の付く電話番号か……華奈ちゃん、ケータイ持ってないよね?」
「えっ!?どうして、わたし携帯電話持ってないってわかったんですか?」
「ハハハ、なんとなく。…住所は華奈ちゃんの実家で、連絡の付く電話番号は俺のケータイでいいよ。教えるから書いて」
「はいっ」
