足元のアスファルトが赤色のレンガへと変わった事で、3人は駅前に近づいてきた事を知る。 「あ~、おとといからこのレンガの地面とコンクリートを何度も何度も行ったり来たりしてたんですよ~」 足元の変化を感じ取って華奈がそう言う。 「じゃあひょっとすると昨日私と華奈ちゃん、この辺ですれ違ってたかもしれないわね」 咲花が笑う。