「ウソだろ……今からシナリオ探すったって俺アテなんて全然無いぞ?ああ、わかった。とにかく、アイツが帰って来る事はもう無いって事だな。なんとかしないと。…練習用のスタジオももう予約取ってるしな。…とりあえず今からそっちに行くわ!」

男はそう言うと慌ててケータイをポケットに放り込み、席を立って急いで店を出ようしたが、その瞬間隣の席のテーブルに強く腰を打ち付けてしまい、勢いよく倒してしまった。

「きゃあッ!」