「なにさくそんなにその髪色気に入ったの?」
とお姉ちゃんが聞いてきた。

そうさくとはわたしのことで
小さい頃からみんなにさくと呼ばれる。

「えっなんで?」
「だって髪とかしながらにやにやしてるんだもん」
そう言うと笑いながら部屋に行ってしまった。

わたしそんなににやにやしてたかな?