悪魔な王子と保健室で。



嘆いていても仕方ないのはわかってるけど…本当にやばい!


そこへかけられた声。


「あれ、東宮さんどうかした?」

いつもの俺様ではなく、王子様口調で話しかけてきた。


「怜くん…」

「なになに〜なんかテストのことで不安なの?」


「…私、授業ほとんど出てないから…テスト範囲の内容解らなくて…でもテストの点数とれなきゃ単位もらえないし…」



がっくしと机に伏している私と、それをニコニコと見ている、怜くん。



なんとも余裕そうな顔。