悪魔な王子と保健室で。




「と、とりあえず私は教室戻ります」


ふふふと危ない微笑みをしてくる先生から離れた。



…のはいいんだけど、今授業中だよね。


なんか、教室入りにくい。


皆真面目に授業受けてるかもしれないのに、と少し罪悪感を抱いた。


でもこのままフラフラしてるのも良くない。



大きく息を吸って、教室の扉を開けた。


「あれ、東宮具合は?」


「あの…私は大丈夫なんですけど、怜くんが具合悪くて…保健室で寝てます」


今はちょうど担任の授業だったようで、話は通じた。