悪魔な王子と保健室で。



ガラガラーっと勢いのない扉の開け方をした国語の担当が入ってきた。


「よし、それでわはじめるかのぉ…」


それと同時に始まった長い朗読。

「えー……」


読み始めて数分。

クラスの全員が眠りについてしまった。

私と怜くんを抜いて。



久しぶりに受ける授業なのか、奏はワクワクしていて眠りにつけないらしい。

(このおじいさん話し方おもしろいっ)


私ははふふっと笑った。