「あー美味かった
ごちそーさん」
「はいよっ!また来てね
てか夏、お前もそろそろ帰れよー」
「あー、じゃあ帰るわ」
会計を済ませ、外に出ると、肌に突き刺さるような北風が吹いた。
「おーさみぃ」
追い出されるように外に出た夏がとなりで肩をすくめながら私に訊いた。
「家どっち?」
「…二丁目の方」
「じゃあ一緒じゃん!
途中まで行こう」
地面は少し雪が積もっていた。
そういえばさっきまで雪降ってたっけ。
今は太陽が顔を出して、冬の暖かな日差しが私たちを包んだ。
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