「ねぇ、愛はどこに住んでるの?」


私の隣に座った美憂が問いかけた。


「夏と同じアパート。しかも隣」

「えっ!すごい偶然!」

「年頃の男女が同じアパート…
やーらしー」

「おい涼夜!何言ってんだよお前!」


涼夜の茶化しに夏は少し照れた顔をしながらどついた。


「…てか、涼夜ってそんなキャラなんだ
もっとクールで硬派なんだと…」

「いや、俺は以外と一途だよ」


不敵に笑って答えた。




それからしばらく、おしゃべりな夏と美憂が三人の出逢いや、これまでの思い出を話してくれた。