「俺…、真桜のことが…好き…。」
「え…?」
瑞希くんの言葉は…、私が予想もしてなかった言葉だった…。
私のことが…好き…?
本当に…?
「真桜…。手、出して…?」
「あ…、うん。」
私は、瑞希くんに言われたとおりに手を出す。
「はい。誕生日おめでとう☆」
「瑞希くん…っ、これっ!!」
私の手に乗っているのは、私が瑞希くんの"好きな人"のために選んだくまのストラップ。
「本当は…、藤崎先生(ルミちゃん)に選んでもらおうかと思ったんだけど…、先生が…真桜に選んでもらったらって言ったから…。」
「嬉しい…。」
「よかった。」
「本当に…私でいいの…?」
「真桜がいいの!!」
「うん♪」
ねぇ、瑞希くん…。
私のこと…好きになってくれてありがとう…。
私は、瑞希くんのことずっとずっと大好きだからね☆
