「あ、瑞希。」

「瑞希くんっ!!」

声の主は、瑞希くんだった。

「真桜。」

「おい、瑞希。
藤崎がお前に話しがあるんだって。」

「え…?」

「なぁ?藤崎?」

「え…、うん…。」

「じゃあ、俺は部活行くから。」

「あ、おい!遼っ!!」

「…行っちゃったね…」

「…うん。」

うわぁ、瑞希くんと2人っきりになっちゃったよ…。
…ていうか…、なんて言って告白しよう…?
全然考えてなかったよ…。

「真桜…、話って何…?」

「えっと…」

わいわい

「真桜、場所変えよ?」

「あ…、うん。」

私と瑞希くんは、前に瑞希くんと一緒に見た大きな桜の木がある体育館裏に行くことにした。