「うわぁ、かわいいものたくさんある!!」

私達が入ったお店の中には、いかにも女の子向けっていう感じのお店だった。

瑞希くん、よくこんなにかわいいお店知ってたな…。
楓に教えてあげたら、喜ぶかな…?

私がそんなことを考えていると…、

「気にいった?」

「え!?あ…、うん…。」

しまった…。つい、夢中になっちゃった…。

「ごめん!誕プレ、選びにきたんだよね!瑞希くんの好きな人…って、どんな人…?」

「え?なんで?」

「や…、プレゼント選ぶための参考にしようかと思って…」

「あ…、そっか。
俺の好きな人は…、明るくて…優しくて…すげぇ、かわいい人だよ…。」

"好きな人"の話をする瑞希くんの顔は…、恋してるっていう顔だった…。

瑞希くんは…、本当に"好きな人"が大好きなんだね…。
私、瑞希くんが幸せなら…それでいいよ。
だから…、瑞希くんの恋…応援するね…。

「わかった。じゃあ、探してみるね♪」

「うん。」

そして、私は瑞希くんの"好きな人"に合うプレゼントを探した。

そしてーー