日曜日。
私は、瑞希くんとの待ち合わせ場所にきていた。
「うわ…、カップルばっか…。」
こんなに人がいたら、瑞希くんどこにいるかわからないよ…。
…っていうか、私の格好変じゃないかな…?
私の格好は、薄いピンクのニットに白いショートパンツにニーハイにブーツという格好だった。
やっぱりスカートのほうがよかったかな…?
でも、スカートってな…。
私がそんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。
「真桜。」
「どきっ)み、瑞希くん!!」
「ごめん、待った?」
「ううん。大丈夫…だよ…」
「よかった。」
「……」
「ん?なに…?」
「瑞希くん…、私服だとかっこいいね♪」
「え…?」
「いや…、制服でも十分かっこいいん…だけど…。」
…って、私、なに言ってるのっ!?
こんなこと言ったら、好きってバレちゃうよ…。
「ー…真桜は…かわいい…。」
「え…?」
さっき…、『かわいい』って言ってくれた…?
「瑞希くー」
「早く行こ」
そう言って、瑞希くんは歩き始めた。
「あ、うん。」
