次の日の放課後。

私は、久しぶりに保健室に行くことにした。
…もしかしたら、瑞希くんに会えるかもしれないという期待を込めて…。

ガラッ

「ルミちゃん…、いる?」

「あ、真桜。」

「瑞希くん!!」

やった!!会えちゃった!!

「先生なら、さっき出ていったよ?」

「そうなんだ…。」

「…先生に用事?」

「ううん。」

「じゃあ、話そ?」

「うん…。」

そう言って、私は瑞希くんの隣に座った。

「あの…、瑞希くん…。
昨日は、ごめんね…?」

「いいよ。大丈夫。」

「よかった。」

「あのさ…、今週の…日曜って、空いてる?」

「うん。空いてるよ?」

「じゃあさ、買い物に付き合ってくれない?」

「え!?」

それって、デートっていうこと!?