「そう、かな。頑張るよ!」 明るく言った歌帆に私の心はズタズタ。 今日、もし、カラオケに来ていなかったらこんなに苦しいこともなかったのかな…。 「お願いがあるんだけど…。」 「…。え?何?」 挙動不審になってしまう。 お願いが私にとって苦しいものではありませんように。 そう思って歌帆の次の言葉を待った。 「柚杏も一緒に待ってて欲しい。」 何で…?