上手い人と行くと自分が悲しくなるし…。
どうしよう…。
そんなことを考えていると私が休んでいる場所まで歌帆が泳いできた。
綺麗だな…。
歌帆は可愛くてなんでも出来る。
小さくて何にも出来ない私とは大違い。
カラオケ、行こうかな…。
最近、行ってないし、私も恭のこと考え過ぎてストレスやばいし。
「柚杏~。決めた?」
「お疲れ様、カラオケ行こっか。」
私が言うと満面の笑みで微笑んだ歌帆。
「よかった。話したいこともいっぱいあるの!」
私は後で後悔するんだ。
行かなければポーカーフェイスで隠せていたのに。



