「私は二年三組、今までで一番好きだな…。」 望は好きになれないけど…。 「俺もだよ。てか、後期になってからめちゃ楽しかった。」 私もだよ。 恭がいたから。 「もし、他のクラスになっても話かけて欲しい…な。」 これがきっと最初で最後の私の素直な言葉。 「当たり前。」 そう言って私の頭をコツと叩いた恭の大きな手。 約束したのに…。 したよね…?