ただの変態だ。

やっぱりいやな奴だよ。

その間にも私の足と恭の足は絡んでいる。
「?!…」

ちょっと、待ちなさい。
恭の足は器用に私の靴下を脱がし始めた。
「ははっ、何、顔赤くしてるんだよ。」
にやっと笑う恭、むかつく!


「恭…。やめろよ。」

私と恭との間に入ってきたのは橙夜くんだ。


「橙夜、嫉妬か…?」

恭がからかうように言ったけど私は嬉しくなかった。


もう、恭のことかなり好きになっていたから…。


「なわけねえだろ。」

それだけ言うと帰って行った橙夜くん。

止めに来てくれた?