「はーい、次は美術室に移動してくださーい。」 担任の野村先生の声でみんなが動き出した。 私はなんかこのタイミングをちょうどいいと感じてしまったんだ。 「あ、行かなきゃ。」 「お、いって!」 恭が隣で引きとめようとしたけど私はそのまま一人で美術室へ向かった。 だって、ドキドキしてる.... おかしいよ、私。