祈るように・・・



「誰が悪魔だと?せっかく手伝いに来てやったのに...。」



「え...。嘘。」






恭がそんなに優しいわけないもん。



天と地がひっくり返らない限り...。



「嘘じゃねえよ、まったく...。」



「恭...。」




ヒョイと軽々持ち上げた恭。



「まさかの悪魔がヒーローに変身か?」



「なんか言ったか?」



もう階段を上りきった恭がそういった。




ずるいよ...。


ドキドキする...。