「あ、恭くんのこと嫌いだったね。」



本当よ...。


ったく。



世の中全然上手くいかない。


「はい、そこ。しゃべらすに移動してね。」


「「はーい」」



先生に怒られて私の新しい席に着いた。



「よっこいしょ、っと。」



机をドスンと置いて隣を見るともうそこには村瀬恭がいた。


「藤野がとなりか。よろしくな。」


「よろしくしなくて、結構。」


誰があんたとなんか...。


「あー。分かった。もしかして、お前おれのこと嫌い?」


「よく分かったね。」


嫌いよ、だいっきらい!!