まだ信じられないようなので、私はバイト通勤に使っている定期を取り出して見せた。 「そっか・・・そうだよなぁ・・・うん・・・」 やっと分かってくれたみたいだ。 『ところで、貴方のお名前は?』 「あぁ・・・そう言えば、まだだったな。俺は、黒那 楓哉。歳は・・・何歳に見える?」 『う~ん・・・;』 自己紹介の後にすぐに、私に自分の年齢を問い始めた黒那さん。