お礼を言おうと思い、慌てて振り向いたのがいけなかった。 思ってたよりも顔との距離が近くなってしまった。 そのため、顔を思わず赤くしてしまった。 それに・・・ 〔お客様に申し上げます。急な停止により、大変ご迷惑をお掛けしましたが、何の問題もありませんので、ご心配なさらないようお願いいたします〕 「急ブレーキしたようだね」 『はっ・・・はいっ////』 そして、車内アナウンスの後に再び電車は動き出した・・・