なんか、すごい可哀想だと思った。 いつもよりすごくすごく、 小さな子どもみたいな目をして… 怯えてるみたいに見える。 思わず、りゅうを抱きしめた。 「…亜梨沙?」 「私…ずっとそばにいるよ? だから…大丈夫。ね?」 りゅうは、私の頭をくしゃくしゃと撫でた。 「ありがとな。 俺もお前の彼氏として、認めてくれるようになるから…」 その言葉だけで、 私は、この人に決めて良かったって思ったんだ。