君はヒーロー!私はヒロイン!




なんか、すごい可哀想だと思った。





いつもよりすごくすごく、






小さな子どもみたいな目をして…






怯えてるみたいに見える。





思わず、りゅうを抱きしめた。






「…亜梨沙?」






「私…ずっとそばにいるよ?






だから…大丈夫。ね?」





りゅうは、私の頭をくしゃくしゃと撫でた。





「ありがとな。



俺もお前の彼氏として、認めてくれるようになるから…」




その言葉だけで、





私は、この人に決めて良かったって思ったんだ。