「亜梨沙ー! 今から、駅ビルで買い物するけど、一緒にどう?」 「うーん…今日は用事があるからいいや。 麻衣、ごめん。」 「別にいいけど…… 買い物好きの亜梨沙が珍しいよね。 ひょっとして彼氏とデート?」 麻衣には、時々ドキっとさせられる。 「違うし! 私、彼氏なんて、いないからね?」 平然と言ったつもりだけど、大丈夫かな… 「わかったって!そんなにムキになんないでってば! 冗談だよ?じゃ、バイバイ!」