部員が着替えているので、その間に私とれいなちゃんはグラウンドの片付けを始めた。 「あの……私…のぞみ先輩に聞きたいことがあるんですけど…」 れいなちゃんは、自分が持ってるコーンに視線を落とす。 「ん?コーンの置き場所のこと?」 私は、れいなちゃんの顔を見る。 「いえ…。違います…。」 れいなちゃんは、可愛い顔を曇らせ、気まずそうな雰囲気を作る。 「…?急にどうしたの?」 私も、だんだん真面目な顔になる。 「…千葉先輩とのぞみ先輩って…付き合ってるんですか?」