シャッ!!
足音の持ち主は、いきなり私のベッドのカーテンを開けた。
「ふぇ!?」
私は、ビックリして布団から顔を出した。
「も…望月くん!?」
そこには、望月くんがいた。
「お前、授業サボってなに泣いてんだよ…。」
うっ…!!私の泣きじゃくった顔…望月くんに見られた…!!!
「別にイイじゃない…。望月くんには関係ない事だもん…」
「…お前、千葉が好きだったんだ?」
望月くんは、私の言葉なんかお構いなしに質問する。
「…そうだよ……。でも…私の事は眼中にも無いみたい…。」
私は再び、涙をポロポロと流す。
「ふぇっ……。」
下を向きながら泣いていると、急に視界が暗くなった。

