「今日、飲みに行かね?? 俺、奢るし」

 「すいません。俺、これから部活・・・「私も今日部活」

 何故か誘われてもいない朝倉先生が割って入って来た。

 「何時に終わんの??」

 「18時くらいかなー」

 なんで朝倉先生が答えてんの?? つーか、突然登場した朝倉先生にツッコめよ、青山先生よ。

 「安田は??」

 「・・・俺もそんくらい」

 『----だってさー、サヤ子せんせー』

 少し離れた所でホワイトボードに予定を書き込んでいたサヤ子センセに、青山先生と朝倉先生が声を揃えて投げかけた。

  「え?? 何??」

 当然何も聞いていなかったサヤ子センセが、俺たちの方へ駆け寄ってきた。

 「今日は18時から飲み会っつー事で」

 青山先生が笑いかけると、サヤ子センセは『その話かぁ』と笑い返した。

 なんとも幸せそうな2人は、微妙な心持ちになっている俺の事など気にも掛けていない様子。