やっぱり、好きだ。


 「・・・俺じゃ救えない・・・」

 でも俺は、笑い返す事など出来ない。

 「・・・WHAT??」

 「アイ ライドゥ トゥ ハー シー イズント ノット ナッシング バッド」

 「・・・」

  通じない。情けない。なんで何にも出来ないの、俺。

 サラさんのパソコンに手を伸ばす。

 『俺がサヤ子に嘘を吐きました。何も悪くないサヤ子を傷つけました』

 そう打とうとした時、

  「I KNOW」

 ダンさんが俺の手を止めた。

 「WAS SHE IN LOVE WITH YOU??」

 『彼女が好きだった人って君??』って事かな。

  「ディファレント ナウ」

 今は違う。昨日、拒絶されたから。