やっぱり、好きだ。



 それからサヤ子はひとりでいる様になった。

 あっという間にサヤ子がストーカーだという噂は広がって、サヤ子がサークルにくる事もなくなった。

 あれから謝ろうと何度も電話やメールをしたけれど、女遊びの激しかった俺は当然信用してもらえるわけもなく『私の事は気にしなくて大丈夫だよ。優しくしないで。また勘違いしてしまう。今まで本当にごめんなさい』というメールで拒絶されて、そのまま俺たちは会わなくなっていった。