… 仕掛けたんだ ――― 閉じた箱みたいなこの街に 彼が仕掛けたのは、愛の悪巧み ――― "人に注目されたい ―――" そんな彼女の性格も 行動パターンも、全て把握して ハルトさんは、罠を張って "サエキリツコ"が死ぬ日 ――― ずっとずっと、"その時"を待ってた 手なんか、もちろん下してない その"場所"に向かう様に ただ 声をかけた だけだ ――― … どれだけ憎んでたの…? そして彼女は、"あの花"の中で 誰に見られるコトもなく スポットライトの下で 死んだ ―――