――― それから あっという間に火は回って その紅い壁の向こうに 先生を殴り倒した銀色の髪が そのカラダを支えて立っていて " 逃げなさい もうここには近付くな" と 微笑んだ唇が動く キラキラの球を投げた 小さな、碧い瞳の主は 彼の横で、クマを抱えて笑いながら こっちに向かって、手を振ってた