コート 投げてもらった時 なにかを堀に 落としました 真冬だっていうのに ダラダラ流れて来る汗 出そうとも思っていない変な甲高い声が ノドを伝って上がって来る 辺りのモノを、ただ闇雲に投げて ドアの方へと走る 閉めなきゃ… コイツを外に、出しちゃいけない ジットリと 汗で湿った手に 思いきりつかまれて ――― なんで、笑ってんのコイツ 奥歯が勝手に、ガチガチ鳴ってる