「 ――――― ほな
こっちはこっちで始めまひょか 〜 」
ガヤガヤ賑わう、暖かい空気の食堂
真ん中の長いテーブルには
白いテーブルクロスが敷かれて
どうやら、今日はトクベツで
チキンもやっぱりオゴリらしい
「 んじゃ、
結構待ったけど、ハルトさん達遅いし
明日 早いヤツもいるしな〜
ちょっと、イモ揚げるべ〜 」
「 倉庫にあんだっけ? 取って来るわ 」
「 あっ!! 私も手伝いまっす! 」
「 い〜よぉ オンナノコはぁ、座ってな〜 」
… 学校とかだと普段
力持ちなのバレてるから
そんなコト絶対言われないし
かなりくすぐったい感じがする
基本、ここのヒトたちって
めちゃめちゃ優しい
ミコさんの教育のせいかなあとか
ちょっと思った
「 や…
私ここに来てから、なにもしてないンで
なにか、手伝えるコトあったら…! 」
「 … んじゃあ 行くか! 」
「 うっス!!! 」


