しゃがんで 冷蔵庫の明かりに照らされたまま そうコトもなげに言って 私の顔を見上げた 「 わ… 私 ――― 余計なコトしたのかなって 家、帰るとか 平気なのかなって… 」 着替える時に見た 根性焼きの痕みたいなモノ 水槽前の、彼女のコトバ ―――― 「 元凶は だいぶ以前に男と逃げた だから、今はもう平気なんだ でなければ俺は ルウを手元から 離したりしない ―― 」 ハルトさんは 冷蔵庫のドアを閉めた