「 …デカい声出してゴメン… ――― とにかく あそこにいる奴らは、全員そうだ 行くとこ無いヤツらばっかで… …ハルトとルウがいなかったら 今頃東京湾に浮かんでたって 冬の公園で死んでたって不思議じゃない だから…つか …… 上手く言えないけど … とにかく昔は 中学生でこの辺仕切ってたとか どこの何を壊滅させたとか… そういう奴らしいんだよ ハルトは 」 「 … 暴走族 とか、ヤンキーとか? 」 「 違う そういうんじゃねえ ハルトは、…いつも一人だ 」 「 ――…… え 」