「 たっだいま〜〜♪ 」
「 ミコさん!! 」
「 …どうしたの? 」
私の焦り具合と
少し様子の違うルウちゃんに気付いて
すぐにそばへ来てくれたミコさん
だけど突然
ルウちゃんは急に立ち上がり
廊下の外に走って行ってしまった
「 え… ルウ?! 」
「 ルウちゃん?!! 」
――― コワイのかとか
具合か何か、悪くなったのかと思ったのに
「 ちょっ… ねぇどうしたの?
ハルトは?! 」
「 外です!! 」
「 えぇっ?! 外ぉ?! 」
「 …― 私も見て来ます! 」
「 ―――― やめとけって!! 」
左足に力を込め
ダッシュしかけた私の腕を
ユタカさんが ホンキでとめた


