「 ハルト あのね!
あのにょろり ウナギじゃなかったんだよ
ドジョウだったの! 」
「 そうなの? 」
ハルトさんは
ルウちゃんの髪を直しながら
キョトンとした感じで、首を傾げる
「 うん!!
おねえさんがね、教えてくれた! 」
「 ありがとうね 」
「 いっ! いえ!! 」
ケーキ屋さんまで知ってた
大好きなビリヤード、してたせいなのか
―――… ホントは元々
ハルトさんは、こういうヒトなのか
なんか廃墟にいる時とかと違って
年相応、って感じ
… ゲーム自体は負けちゃったけど
予想してなかったプレゼント
もらったみたいな気分だ
――――― だから


