そういう褒められ方
したコトがなかったから ―――
… なんか
どうしていいか分からなくて
ルウちゃんの顔、ジッと見てしまう…
「 ねえハルト…
今日 もしかしてルウは
クリスマスツリーにされたの?! 」
「 … もしかしなくても
クリスマスツリーだけど? 」
悪戯っ子みたいに、口の端だけ上げて
ルウちゃんの髪をしばりながら
ニヤリと笑うハルトさん
クマのぬいぐるみを抱き
緑のワンピースを着たルウちゃん
ツインテールの根元には、金の丸い飾り
―― 確かに、クリスマスツリーだ
だからってルウちゃんは
それに対して怒るでもなく
逆にキラキラした目で、私を見て
両手を開いて揺れている
「 ――― おねえさんは 赤だね 」
「 … え?! 」
ハルトさんとルウちゃんが
ニヤリと笑った ――――――


