あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】




奈美と2人でガチガチ。


それを見た勇輝は
「んな震えんなよ。」
って頭をポンと叩いた。


「何す…!」


私は口を閉じた。
だってめっちゃ怖い…



眉無しとか金髪で剃り込みとかもう見んのも怖い…。


「帰ろーよ?」


勇輝は中の人達と 楽しそうに喋っている。
奈美も震えてるし、 雪仲も少し青ざめている。

勇輝が口を開く…。


「じゃあ、俺これからお楽しみだからちょっと出てくれよ」


言い方!
やめてってば~っっ


てかそんなんで、出てくれるの!?


「分かったよ。」


え~、みんなぞろぞろ出て行く。

いいのー?


「2人共すっげー可愛くねえ?1人譲れよ。」


は?


「無理に決まってんだろ/」


「だよなー…。あれ?こいつは?」


ちょっとホッ!


「そいつは知らね。勝手についてきちまった。」


え~?


まあそうなんだけど。


「OK。任せろよ」


「頼むわ。」


えっ?十数人ぐらいに 雪仲連れて行かれちゃった

私と奈美の顔を見て、 勇輝は・・・


「大丈夫だよ。あいつら何度も停学くらってっし。次、退学だからそんな手荒にはしねえ」


え~、それでも怖い。


雪仲は「んだよ?」

とか言ってケンカ売ってるしー


「さーこっちはこっちで楽しもーぜ?」


「その言い方やめてってば!」

最後に出て行ったヤンキーが 叫ぶ。


「んじゃ、3Pすんのか知らねーけどセンコーにばれん程度にやれよ?」


は?


「おぅ!!」


しかもおぅ!!じゃない!


奈美も顔真っ赤・・


「しませんから!」
私は叫ぶ。
そのヤンキーは笑って
「こいつ可愛いな。もらってい?」


とか言う!


「それは勘弁して?」


「じゃあなー」


とヤンキーは出て行く。 ヤンキー同士の話はよく分かんない・。