「正直…それだけじゃ


ないの。」


私は思ってることを


全て吐き出した


「そりゃ、私の言ってる


ことは仮定で先のことは

誰にも分かんないかも


しれない…。でも、


今まで言い訳ばっか言って

ごめんね?半分は自分が


原因なんだ。私はやっぱり

勇輝に怪我して欲しくない。

でも勇輝には仲間といて


笑顔でいてほしい。…ねっ?

矛盾してるでしょ?それに

私は私で、勇輝に求め


られるような要素は自分で


1つもないと思うの。


勇輝といると、私で


いいのかな?ってすごい


不安になる…。勇輝には


勇輝の幸せを願ってる


2人(遼太さんと梨央


ちゃん)だっているし、


きっと私よりふさわしい

人を見つけれると思う。


じゃあ、わざわざ


ありがとうね??」


私はガタッと立ち上がって


店を出た


「さーねー。上手くいく

といいけど…」


千香が呟いてるとこに


私は後ろから話しかける


「千ー香ー。まったく


余計なことしてくれて」

「あ、百合//上手くいった?」

「いく訳ないでしょ、


ほんとに!てか


どうやって捕まえて


きたのよ!あんなの…」

「あーやっぱなー……


……



――――――――――――――

*梨央side


結局、逃げられたか。


「あれ、どう思う?」


梨央は遼太に尋ねる。


「う~ん。聞いてた以上に


脆いなー。芯が強い女の子


って聞いてたからさ…。

ちゃんと自分は持ってる

けど、弱いね。」


「…うん。梨央が前見た


時はこんなんじゃなかった

んだけど…。お兄ちゃん

が完璧過ぎて、不安なんだ


と思う。すごい焦ってる


感じだし…」


「だな」