いつも思うけど…


なぜ!


「百合が分かりやすいから」

「な、なにおぅ!」


分かりやすくないもんっ


「ほら、ついたぞ」


あっ、ほんとだ。


ビーフカレーの匂い!

お腹すいてきた~


「んじゃあね?


今日も送ってくれて


ありがとっ」


で、私を家まで送ったら


いつも勇輝はその…


ヤンキーのグループの


とこに行くんだ。


ちょっと悲しいって


いつも思うんだけど、


私を家へ連れてくまでは


私のことを優先させて


もらってるし


あんまり勝手なことは


言えないよね?


私がドアを開けようと


すると、勇輝が


引き止めた。


「あー…百合?」


「ん?」


私は振り向く。


「あの、首筋のやつは


マジで悪かった。


埋め合わせは今度


するから…


どこでも1日空けとく。」

真っ暗なのに、


勇輝の顔が赤いのが


分かる。ふふ///


「んーとねー、じゃあ


私も同じのがいいな♪」

勇輝は??って顔をする


「はぁ?」


「私も勇輝の首筋に


キスマークつけるー」


にっこりと言う私。


だって不公平じゃん!?


「は、お前が?」


「うん。来て」


勇輝を連れて、


庭の茂みに入る。


「ほら、ここなら


何してもみんな


気付かないでしょ」


「そりゃ、道路からは


見えねーけど…」


えへへ。