「星…綺麗」


今日の夜空は雲一つ


なくてたくさん星が


見えていた。


「だな」


勇輝も空を見上げる


「あれ、ロマンチック


とか言わないんだ?」

私はクスッと笑って言う


「言うかよ、バカ」


ちょっと恥ずかしげに


する勇輝。あれ?新鮮♪


「てへ。つか勇輝は私に


バカバカ言いすぎだよ~

一応傷つくんだから」


ほんとにっ!


「お前だって俺に


バカって言うじゃ


ねーか」


「それとこれとは


話が違うー。勇輝は


賢いから冗談になるの!

でも、私はまぁちょっと


本気でバカだからっ」


勇輝がプッと笑う


「力説…しすぎ」


お腹抱えて笑ってる。


むー…通じない


すると前からお姉さんが


大きい犬を連れて歩いて


きた。


「わぁ、カッコいい」


私は犬に触る。


茶色くてリンとしてて、


すごいカッコいい!


「あはは、ありがとう」


お姉さんが笑う


その後、5分ほど


お姉さんと雑談した。


あーカッコいい犬


だったなぁ


ん、あれ?


私はそーっと振り向く

勇輝忘れてたーっ!


「行くぞ。」


何気に不機嫌だし…


あっ、きっとこれだ!


「あの犬カッコ良かったねー」

ニコニコする私。


「あぁ。」


短い返事怖い…(泣)


「でもさ、」


「恥ずいこと言うな。

百合///」


あ、あれー??


言うこと読めてた!?


勇輝のがカッコいいよ


って言うつもりだった

んだけど。


「百合の思考なんざ


読めてんだっつの」